2026年10月2日、北海道北広島高等学校 バドミントン部の皆さまを対象に、SYNERGYの対面イベント「北広島高校バド部 両立セミナー〜部活生が受験に勝つために。〜」を開催しました。テーマは「部活と受験勉強の両立」。北海道大学で部活を続ける大学生メンバーが、自分たちのリアルな経験をもとに、部活を頑張る高校生だからこその勝ち筋と勉強法を伝えました。
登壇者紹介
登壇したのは、北大の部活生メンバーである武市桃子さんと志村武昭(タケハル)さんの2名です。セミナーは〈自己紹介 → リアルな大学生活 → ワークショップ → 両立の極意〉の4部構成で進めました。
武市 桃子(北海道大学 経済学部2年/女子ラクロス部)
和歌山、東京、札幌と転勤族として育った「ほぼ道民」。札幌北高校ではバスケットボール部に所属し、現在は北大の女子ラクロス部で活動しています。
志村 武昭(北海道大学 総合理系1年/フットサル部)
札幌市出身で、転勤族として計6回の引っ越しを経験。札幌東高校サッカー部で主将を務め、現在は北大でフットサル部に所属しています。
リアルな大学生活(武市さん)
武市さんは「オンとオフ」をテーマに、北大での毎日を紹介しました。女子ラクロス部での活動、経済学部での勉強に加えて、海外ボランティアを行う学生団体アイセックの活動では、トルコの幼稚園で子どもたちに英語を教えた経験を写真とともに紹介。オフの日の過ごし方も含めて、勉強も部活も課外活動も楽しむ大学生活のリアルを伝えました。
最後に投げかけたのは、「高校と大学の最も大きな違い」。答えは「自由度」です。何でも自由に選べる大学だからこそ、自分の目標を自分で見つける必要がある、と語りかけました。
ワークショップ「大学でやりたいことリスト30を作成せよ!」
続いて、個人ワークで大学やこれからの人生でやりたいことを30個書き出し、その中からTOP3を選びました。選んだTOP3をグループ内で発表し合い、お互いに感想を伝え合いました。「30個見つけられなかったから、もっとやりたいことを探して大学への憧れを持ちたい」「リストを作って大学生活が楽しみになった」という声も上がりました。
「大学でやりたいことリスト30」ワークショップの様子
両立の極意(志村さん/メインパート)
セミナーのメインとなる「両立の極意」は、4つのテーマで展開されました。
Theme 1
意識革命
札幌東高校サッカー部で主将を務めた志村さんは、1・2年生のときは部活と行事に全力を注ぎ、授業中はほとんど寝ていたといいます。引退後に「何をしたらいいかわからない」「間に合わない」状態に陥り、不合格・浪人を経験。原因は「何のために勉強しているのか分からない」「大学受験がどんなものか分かっていない」「勉強の優先順位が低く、後回しにしていた」「自分にはポテンシャルがあるという慢心」、つまり本気になれなかったことだと振り返りました。
Theme 2
大学受験の意義
「なぜ大学受験をするのか」。昔は「学歴、いい会社、高収入、モテるため」と思っていたけれど、経験して分かったのは「いい環境に身を置くため」「本気で努力する経験をするため」だった、と話しました。大学はやりたいことが実現できる・見つかる環境であり、人生を豊かにできる環境を自分で選ぼう。そして大学受験は、人生をかけて本気で取り組む経験になる、と伝えました。
Theme 3
君たちの勝ち筋
「部活もあるしきつい」「まだみんな始めてないし」「自分は勉強できるタイプじゃないし」といった不安に対して、「君たちには勝ち筋がある」と断言。①今の差は大した差ではない(高校受験と大学受験は全然違う)、②多くの部活生は引退してから勉強を始めるので巻き返す時間はある、③部活を本気で頑張る君たちならではの強み「体力 × メンタル × PDCAサイクル = 爆発的な成長」、の3つの理由を伝え、「なるべく早く」ではなく「今日から」始めようと呼びかけました。
Theme 3「君たちの勝ち筋」で「今日から」勉強を始めようと呼びかける志村さん
Theme 4
両立勉強法
受験勉強は「根性論」ではなく、「正しい方向に努力すること」が大切。正しい方向とは、志望校と今の自分を結ぶ一直線のこと。①志望校を決める、②現状を分析する、③正しい学習計画を立てる、④勉強する、という順番で進める必要がある、と解説しました。
最後のメッセージは「本気で頑張れる人間になれ」「正しい努力をしよう」、そして「さあ、行動しよう」。意識が変わっても、行動しなければ結果は変わらない。今日この場から一歩を踏み出そう、と締めくくりました。
参加した生徒の声
セミナー後のアンケートには、1・2年生の32名が回答してくれました。満足度は32名中26名が★5をつけてくれています。寄せられた感想の一部を紹介します。
大学受験をする意味が分かった
「今まで疑問だった、なぜ・何のために大学受験をするのかがすごく明確に分かって、今から自分を変えたいと思えた」(2年生)
「大学に行くために勉強していると思っていたけれど、自分のやりたいことをやるために勉強する、ということを知ることができて本当に良かった」(2年生)
「やりたい事をやるために大学進学するというのが自分の中ですごく納得できるもので、印象に残りました」(1年生)
「今日から」動き出す
「先生や先輩の話を聞くとその時はモチベーションが上がるけど、続いていないのが現状。でも今回は本当に今日から始めようと思った。今日帰ったら計画を立てて、今回こそは努力し続ける」(2年生)
「どれだけやる気がなかったり疲れていたりしても、寝る前に英単語を見る、休憩する前に数学を1問解く、といった小さな一歩を心がけようと思いました」(1年生)
「今日家に帰ったら英語の週末課題をやって、友達にやった報告をしたいと思います」(2年生)
「意識だけ変わっても、行動しないと意味がない!ということがわかりました」(1年生)
部活生だからこその強みに気づいた
「これまで頑張ってきたことは、バドミントンをしなくなっても気持ちの面で活かすことができると気づいたから、これからも部活を頑張っていきたい」(1年生)
「本気で頑張れる人間はかっこいいと思っているので、部活と同じように勉強も頑張りたい」(2年生)
「北広島高校に来た理由のひとつが『両立できる』ことでした。高校生活に慣れて両立が疎かになっていたので、自分を見直す本当に良い機会になりました」(1年生)
年齢の近い先輩だから響いた
「浪人して合格していることや部活に所属していることから、本当に努力しているのが伝わり、私も今から正しい勉強という行動を起こせばできるかもしれないと思えました」(1年生)
「現役の北大生の話を聞くことはあまりないので、非常に貴重な体験になった」(1年生)
もっと聞きたかった点
「具体的にどんな勉強から始めればいいのか」「使っている参考書や、どこで・どんな人と勉強すればいいのか知りたい」といった、より実践的な話を求める声も寄せられました。
今後の活動
SYNERGYは、北大の体育会生と一緒に勉強する、部活生のためのオンライン自習室です。セミナーで高まった「今日から頑張りたい」という気持ちを、毎日の行動につなげるサポートを続けていきます。部活単位でのセミナーのご依頼や、無料体験・オンライン個別相談のご相談は公式LINEからお気軽にどうぞ。