2026年5月18日、北海道大麻高等学校 野球部の皆さまに「両立セミナー」を開催しました。テーマは「部活と受験勉強の両立」。北海道大学で部活を続ける大学生メンバーが、自分たちの高校時代のリアルな経験をもとに、限られた時間で成績を上げるための考え方と勉強法をお伝えしました。

登壇者紹介

SYNERGY代表の中尾優太(北海道大学経済学部/元札幌東高校サッカー部主将・北海道選抜)と、志村武昭(タケハル)(元札幌東高校サッカー部主将)が登壇しました。セミナーは〈自己紹介 → リアルな大学生活 → ワークショップ → 両立の極意〉の4部構成で進めました。

リアルな大学生活(中尾)

高校時代にサッカーと受験勉強を両立して北大に進んだ中尾が、授業・部活・SYNERGYの運営で忙しい毎日のリアルを紹介しました。大学は「やりたいことを実現できる場所であり、新しくやりたいことが見つかる場所」。目標を持って動けば毎日が充実する、ということを伝えました。

ワークショップ「大学でやりたいことリスト30を作成せよ!」

個人ワークで、大学やこれからの人生でやりたいことを30個書き出し、その中からTOP3を選びました。その後グループで発表し合い、お互いの感想を共有しました。

ワークショップに取り組む大麻高校野球部の生徒たち

「大学でやりたいことリスト30」ワークショップの様子

両立の極意(志村)

セミナーのメインとなる「両立の極意」は、4つのテーマで展開されました。

Theme 1

本気で受験勉強

札幌東高校サッカー部で主将を務めた志村は、1・2年生のときは部活と行事に全力を注ぎ、授業中はほとんど寝ていたといいます。引退後に「何をすればいいか分からない」状態に陥り、不合格・浪人を経験。うまくいかなかった原因は「本気になれなかったこと」だと振り返りました。

Theme 2

意識革命

「なぜ大学受験をするのか」。昔は「学歴、いい会社、高収入、モテるため」と思っていたけれど、経験して分かったのは「いい環境に身を置くため」「本気で努力する経験をするため」だった、と話しました。

Theme 3

君たちの勝ち筋

「部活がきつい」「まだ勉強を始めていない」という不安に対して、①今の差は大したことない、②多くの部活生は引退後に始めるので巻き返す時間がある、③部活生ならではの強み「体力 × メンタル × PDCAサイクル」で爆発的に成長できる、という3つの理由を伝えました。

Theme 4

両立勉強法

受験は根性論ではなく「正しい方向に努力すること」が大切。正しい方向とは、志望校と今の自分を結ぶ一直線のこと。①志望校を決める、②現状を分析する、③正しい計画を立てる、④勉強する、という順番で進める必要がある、と解説しました。

アンケートから見えた、部活生のリアル

セミナー後のアンケートには、1〜3年生の55名が回答してくれました(1年生19名・2年生22名・3年生14名)。

今の勉強の状況

「頑張りたいとは思っているが、思うように頑張れてない」と回答した生徒は45名(82%)にのぼりました。

今、当てはまる悩み(複数回答)

悩み人数割合
勉強時間を取れていない45名82%
スマホを使いすぎてしまう34名62%
モチベーションがない31名56%
やるべきことが分からない(計画がない)29名53%
このままで志望校に受かる自信がない26名47%

また、55名中51名(93%)が学習塾に通っていないと答えており、部活の後に「自分ひとりで勉強を進める」ことの難しさが見えてきました。

生徒の声(両立の悩み)

「部活から帰るともう遅い時間になって、あまり勉強できない」(1年生)

「仮眠のつもりが、そのまま寝てしまう」(3年生)

「勉強のやる気はあるし計画も立てられるけど、実行できない」(3年生)

「両方頑張りたいけれど、中途半端な気がする。時間の上手な使い方がわからない」(3年生)

「学年が上がったときに両立できるか不安」(1年生)

「やる気がない」のではなく、「頑張りたいのに、時間とやり方が見つからない」。多くの部員がそう感じていることが分かりました。

今後の活動

セミナー後は、希望した生徒と北大部活生によるオンライン個別相談を行い、志望校から逆算した計画づくりや、部活後の時間の使い方を一緒に考えました。SYNERGYは、北大の体育会生と一緒に勉強する、部活生のためのオンライン自習室です。部活単位でのセミナーのご依頼や、無料体験のご相談は公式LINEからお気軽にどうぞ。